こんにちは、sallyです。
今回は『トップガン マーヴェリック』についてレビューしたいと思います。
あらすじ
試験機ダークスターのパイロットをしている“マーヴェリック”ことピート、無謀な行動は相変わらず。またも問題を起こし、ある命令がピートに下された。
「トップガンに戻り、高難度ミッションを成功させるために指導をせよ」
ピートは選りすぐりのエリート生たちを導き、このミッションを成功させることができるのか……?
概要
- 原題:Top Gun : Maverick
- 監督:ジョセフ・コシンスキー(プロデューサー:ジェリー・ブラッカイマー)
- 時間:131分
- 出演:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー など
本作は、前作1986年公開の『トップガン』の36年ぶりの続編です!!
前作を観なくてもストーリー、映像表現ともに楽しめるとは思いますが、冒頭から終わりまで前作『トップガン』のセルフオマージュに満ち満ちているので、『トップガン マーヴェリック』を鑑賞したい方はさらに2時間分の都合を作っていただき、前作を観た上で鑑賞されるのを強くおすすめします!!!
映像技術の発展はめざましいですが、本作ではCGに頼らず生身の人間(登場パイロット達=俳優陣)が操縦し、体に掛かるGに顔を歪ませる…観ている私たち観客すらも息苦しさを感じるほどの臨場感があります。
※ちなみにコックピット内のカメラのオンオフや位置調整も俳優さんたちがやっています!
戦闘機によるドッグファイト(追いかけっこ的な)が迫力満点ですし、なにより前作より格段に “誰が今何をしているか” が分かるようなカットになっています。
世界中で素晴らしい興行成績を叩き出していますが、この先もリバイバル上映などで末永く愛される作品になるだろうと思います!
トム・クルーズが本作の劇場上映にこだわった、というのはとても理解できます。機会があればぜひ劇場でご鑑賞ください!!
感想
前半はネタバレ無しで、後半はネタバレありです。
ネタバレ無し
ネタバレ無し、といってもストーリーは非常にシンプルな構成です。課されたミッションが成功できるか否か…が大きな縦軸としてあり、横軸に若いトップガン生たち(「ヤングガンズ」と呼ばれているようです)の友情、マーヴェリックとルースターの葛藤があります。
前作『トップガン』は、マーヴェリックとライバルのアイスマンの衝突と友情、マーヴェリックの恋愛の2本立てでしたが、本作は80’sのエグみをそぎ落とし、さらに実現不可能とも思われる高難易度ミッションに挑戦するという王道ストーリーです。
ヤングガンズはじめ登場人物たちがみな個性豊かなので、彼ら彼女らのコールサインも興味深く感じました。
マーヴェリックの元相棒、グースの息子ルースター役のマイルズ・テラーさんは、流石の死んだ目をしていて良かったです!顔はおとなしいのに反抗するのがよく合っています。
ルースターのライバルのハングマン役グレン・パウエルさん、マーヴェリックを苦々しく思っているトップガン上司のサイクロン役ジョン・ハムさんなど嫌味な演技をサラッとしていて良いアクセントになっていたと思います。
本作では、マーヴェリックとトム・クルーズが年齢的にも生き方的にも重なる設定になっていて、若いときであれば成功していたことをスカしたり、若い世代への指導(ストーリー上だけでなく本作を通じて若い俳優陣に指導するという面も)といった場面があり、どの年齢でも楽しめる作品ですが中年以降の方はかなり心に刺さるのではないかと思いました。
ペニー役のジェニファー・コネリーさんは非常に上品で美しくも年相応感があり本作のマーヴェリックにピッタリでした!
ネタバレあり
アコーディオンで隠しているので、見たい方は広げてください。